クルマから発想するデザインというもの。

たいてい子供のころにクルマの絵を描いていたりする。カーデザインはインダストリアルデザイナーの仕事のひとつだ。クルマの性格的なものや動力性能がスタイリングに反映されるカーデザインの世界。子供が描いたカッコイイクルマはデザイナーの手によってカタチとなり。エンジニアによってエンジンに火が入れられ、街を走る。

スケッチから生まれたクルマの素、みたいなものから街を走るクルマができるまでは数々の行程があり、様々な人が関わることになる。人に愛されるクルマづくりとは難しいことだろう。たくさんの人に好かれることもあるし、限られたの人だけに受け入れられることもある。次第に忘れられていくクルマも多い。普段クルマに乗っていてそんなことを考えることはないが、デザインというものを深く考えてみると、インダストリアルや、建築や、グラフィックといった分野分けはしだいに曖昧になってくる。

原点にあるのは、子供のお絵書きと大人のスキルが混ざったようなものなのだろう。



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